第22回矢島カップ Mt.鳥海バイシクルクラシック 第2日目 ロードレース

天気は快晴。
予報は雨だったようですが。
ホテルを6時に出て、6時30分に会場到着しました。
7時くらいまで、準備をして、7時からローラー台で20分アップ。
ローラー台でアップをしていても、汗が噴き出してきます。

アップ後、荷物を預けたり、TTスーツに着替えたり、
マッサージオイルを塗ったりしているうちに、集合時間の8時に。

集合場所ではエースのお知り合いであるブルペ職人さんにご挨拶。
昨日のTTをSPDサンダルで走ったツワモノ。
それで私と同タイムでした。
私って、いったい。。。orz
話を聞くと、足の小指を骨折されていて、シューズが履けないそうです。
で、今日もサンダル。

昨日のTTの上位者をチェックするのをすっかり忘れていたので、
誰が早い人かさっぱりわからず。
とりあえずブルペ職人さんのみをチェック。

最初1.5kmは矢島町内をパレード走行。
その後、また並び直しです。
で、位置取りに失敗して、スタートは4列目くらい。
前に4,50人はいます。。。
ブルペ職人さんは。。。更に後方。

で、いよいよスタート。
序盤は平坦なコースのため、大集団で進みます。
スタートの位置取りどおりの50番手くらいに陣取りますが。

コースを知らない。
強豪選手を知らない。
と、不安要素がおいくつもあるので、集団の端にから一気に前に上がります。
こういう所での体力の消費を極力抑えたいのですが。
で、20番手くらい。

そして集団のまま多少勾配のある坂に突入。
坂になるといきなり失速してくる選手が出てきます。
それを左右にかわしながら上る必要があります。
かわしている間に前の選手との差が微妙に広がるので、
その差を縮めるでも無駄に体力を消費してしまいます。

こういう序盤の体力消費を抑えるためにも、
遠慮しないでスタートは最前列に並ぶ必要があるなと最近特に思いますが、
なんかできません。。。

そうこうしていると、横からブルペ職人さんがするすると上がってきました。
これには私もついて行きます。
どんどん上がって、5、6番手くらいになりました。
私はこの辺りで呼吸を整えます。
ブルペ職人さんは更に前に。

コースは右に曲がって、急勾配になります。
また道幅も狭くなって、横に3人しか並べない幅になります。
コースには先にスタートした別のクラスの選手が多くいるので、抜くのが大変です。
右を空けてもらったり、タイミングが合わないと2人いる真ん中を抜くことになったりと。

ここでブルペ職人さんが更にペースアップ。
後続との差が開いていきます。

この急勾配の区間でメンバーが絞られてきました。
ここでメンバーの整理をします。
(リザルトからの予想ですが・・・)
・ブルペ職人さん(TT5位)
・Y岸さん(TT2位)
・A山さん(TT4位)
・A木さん(昨年4位)
・A井さん(昨年10位)
・私(TT5位)

ブルペ職人さん〜10m〜Y岸さん〜30m〜4名集団といった感じ。
ブルペ職人さんは見える範囲の差で進みます。
しばらく走るとY岸さんを集団に吸収。

ペースはそれなりにキツイものの、多少余裕はある感じ。
いつも余裕がある時に無理をしてたれてしまうので、
今日は余裕があっても無理をせず貯金するみたいな走り方を心がける。

主にA木さんが力強く集団をひきます。
私は後方で我慢してついていく感じ。

そのメンバーのまま下り区間に突入。
ブルペ職人さん〜80mくらい〜5名集団

下りではちょっと先頭に出たりもしますが、
たいして速くないので強制的に先頭交代・・・^^;
それでも集団は足を休めている感じでブルペ職人さんとの差は縮まりません。
ちょっと後ろに下がって、集団の人数確認。
あれ?10人近くいるなー。
まだ多いと思っていると、前のスタートのフル男子Dの選手が混ざっています。
同じクラスのフル男子Cの選手はやっぱり5人くらい。
集団の前の方に陣取るのもフル男子Cの選手。

が、私の前にフル男子Dの選手が・・・
確かに私は下りが苦手なので、私の前にいたい気持ちはわかるのですが、
順位争いがシビアなところでそれをされるとちょっとキツイ。
できれば遠慮していただきたかったのですが、なぜかがんばって私の前を走っています。。。^^;

下りが終わり、再び上りに入ると、やっぱりその選手は遅れてしまいます。
私だけフル男子Cの集団から切り離される形に・・・
事前に予測できていたので無駄に体力は使いましたが、踏ん張ってなんとか集団に復帰。

2段目の上りで、みんな疲れが出始めたところで、
Y岸さんがペースアップ。
私はこれに続きます。
残り3名も数メートルの差が開きますがついてきます。
Y岸さんのペースアップとブルペ職人さんのペースダウンによりブルペ職人さんを吸収。
これで再び先頭集団は6名に。
ここからしばらく膠着状態に。
私は集団の最後尾を走ります。
下りを利用しての様子見的な微妙なアタックなどもありますが、
結局6名の集団のまま進行。

ゴールまであと4kmを切って、最後の給水所。
「給水します。」とA山さんが前に出る。
「私も。」と2番手を走るブルペ職人も。
「じゃあ私も。」と3番手を走る私。
で、みんな給水を無事に完了。

給水後、ブルペ職人さんがアタック。
すかさず私は後ろにつきます。
後続は少し離れました。
ここで先頭集団でのレース経験がない私は悩みました。
ブルペ職人さんと先頭交代をして、後続との差を広げるべきか?
そして後続との差を広げ、ブルペ職人さんとサシの勝負に持ち込むべきか?
悩みました。
まだ残り3kmはあります。
後続から3kmも逃げ切る自信がありませんでした。
で、悩んでいるうちに、ブルペ職人さんはペースダウンしてしまいました。
Y岸さん、A山さんが追いついてきました。
ここで集団は4名に。
入賞は3位まで。
一気にペースが上がります。

走りながらどういう展開だったら、私が勝てるかをずっと考えていました。
長い距離のロングスパートはできない。
きっと最後に3人に抜かれる。
アタックに食らいついていき、リストラに耐えて、最後でスプリントするしかないと考えました。
飯南ヒルクライムでやったことです。

それから微妙なペースアップにも常に2番手でついていき、
結果的にはアタックを潰している形になっていました。

残り1.5km。
急勾配のカーブでA山さんがアタックを仕掛けました。
一番キツイ所です。
2番手はブルペ職人さん。
2番手のブルペ職人さんはそのアタックについて行けず、A山さんとの差が開きます。
3番手を走っていた私も隙をつかれた格好で、アタックを見送ってしまいます。
差が一気に広がり、30mくらい開きました。
この急勾配で2番手にいたブルペ職人さんはペースダウン。
自然と私が2番手で追う形に。
差がじわじわと広がる感じになっていきます。
ここで私も腹をくくって、下ハンを持ってペースアップ。
振り返る余裕はないが、ブルペ職人さん、Y岸さんはついてきてない感じ。

A山さんもバテてきたのか、ペースダウンが見て確認できます。

残り300mの看板。
これくらいの距離ならはもつだろうと、
ここで渾身のアタッーーーーク!!
一気に差が縮まっていきます。
差は10mちょっとにまで近づきます。
全開で行ったため、時間がすごく長く感じました。

限界に近い状態になった時に、残り200mの看板。

えーーーーーーー、まだ200mもあるのーーー。
すごく長く感じた渾身のアタックは100mしか持ちませんでした。

最後の最後で自分の体力を見誤りました。

200m残して一気にペースダウン。
気持ちが折れてしまいました。
ウソのようにスピードが落ちていくます。
A山さんがどんどん遠のいていきます。

残り100m、ついには後ろからきたY岸さんに抜かれます。
3位転落。
抜かれても、抵抗する力もありません。
Y岸さんもどんどん遠のいていきます。

入賞は3位まで。
後ろが気になり始めます。
これで4位になったらバカだ、と思いながら走ります。

なんとか、なんとか、3位でゴールできました。

最後の最後はなんとも情けない終わり方をしてしまいました。

それでも達成感はありました。
初めて先頭集団でレースができたのです。
でもそれで満足してしまったのかもしれません。
諦めやすくなっていたのかもしれないと思いました。

後で振り返ると、ポイントは2箇所ありました。
給水後ブルペ職人さんがアタックをかけた時、一緒に逃げる。
残り1.5kmでのA山さんがアタックをかけた時、すかさずブルペ職人さんをかわして食らいつく。
両方できませんでした。
残りの距離にビビッてしまい、静観してしまった気がします。

まだ個人で仕掛ける実力や経験はありません。
その私が勝つにはどちらかをやっていなければダメだった気がします。
やっていればどうなったのだろうと、後の展開を考えるとワクワクします。
ワクワクできない、無難な選択をしてしまったということです。
悔しいです。

次は乗鞍です。
ブルペ職人さんは残念ながら不参加らしいですが、
優勝のA山さんは参加するみたいです。
ぜひもう一度勝負して、今度は勝ちたいです。

A山さんは今年のアザミのクラス別で勝っています。
やはり急勾配に強く、アタックをかけた場所も納得ですね。
ブルペ職人さんは今年のMt.富士ヒルクライムのクラス別で勝っています。
緩斜面に強く、給水後の緩斜面で逃げたかったのですね。
みなさん、自分の得意なところで勝負してきます。
私の得意なところはどこなのでしょう?
今回はスプリントを選択しようとしましたが、間違いなくスプリントが得意ではないと思います。。。^^;


フル男子Cのリザルト

表彰式

賞品