平成23年岡山県自転車競技選手権

初めてトラック競技に参加してきた。
1週間前にトラックレーサーが準備できたので、
固定ギアの自転車にはほぼ乗ったことが無い状態でレース参加。

場所

玉野競輪場(岡山) 400mバンク





移動

6:30到着
7:30起床
8:15試走

体重

54.0kgくらい

服装

  • 長袖ジャージ、半パンジャージ、薄手フルフィンガーグローブ
  • 半袖ジャージ、半パンジャージ、指きりグローブ

装備

  • トラックレーサー(AMANDA)
  • フロント:??
  • リア:??

アップ

  • 20分ほど試走
  • 10分ほどローラー

レース結果

以下の3レースにエントリー。

  • 1kmTT
    →1分25秒くらい。
  • 4km速度競争
    →3位/3人
  • ポイントレース
    2位/4人

試走

初めてのバンクの試走。
しかも乗りなれていない固定ギア。


最初はバンクの一番下にある平らな部分で固定ギアでゆっくり走ってみる。
慣れてきたところで次のステップへ。


バンクといえば、斜めの傾斜部分。
ここをちゃんと走れるかどうかが確認。
バンクの斜面に対して自転車を垂直にすることなんてできない。
地面に対して自転車を垂直にして、
斜面を滑り落ちないように下に押さえつけて走ればなんとか走れた。
この走り方で良いのかはわからないけど。


バンクのかなり高いところを走ったり、少し力を入れて走ったりと試してみた。
試走ではこんな感じ。


バンクというより固定ギアに慣れてないので、全力で走ったり、人と一緒に走る事は難しそう。
全力で走ると足を止めると吹っ飛ぶ事になるので、怖くて全力で走れないし。
人と一緒に走るのはブレーキがない状態ではとっさの時にどうして良いかわからないので怖い。

1kmTT

400mバンクなので、バンクを2周半走る。
スタート時は鳥海の時のTTのように後ろで人が支えてくれる。


前を走っていた高校生たちの走っている場所を見て、バンクのどの部分を走れば良いのかを確認。
少し傾斜がついている線を引いてある場所を走るのが良いみたい。
スタート直後はダンシングで一気に加速するみたい。


高校生のタイムは大体1分13秒くらい。
競輪学校に入る基準が確か1分10秒くらい。
過去の記録会などを調べて、遅くても1分30秒くらいでは走らないと恥ずかしいかなと思っていた。
全力で走ったことがないのに全力で走れるか問題。


スタート直後は少しダンシングを入れて、不安なので比較的ゆっくりめに入る。
やっぱり全力は出せない。
8、9割で走っていても、十分キツイ。
ラスト半周はバテて失速した。


アナウンスを聞くと、結果は1分25秒くらいだった。
何もわからない感じでこれないので20秒を切るはいけそうだが、
13秒くらいは出せないと思う。。。


1kmTTは全開で走る必要はなさそう。
むしろスタート直後にできるだけ早く速度を乗せて、維持することが重要。

4km速度競争

1kmTTを走って1時間ちょっと後なので、足はパンパン。


4km速度競争は特殊なルールがある。

「先頭責任」
自転車競技では先頭を走ることを嫌います。それが原因でレースが緩慢になるのを防ぐために、ホームとバックのラインで定められた回数を先頭で通過しなければならないルールです。
出走した人数によって異なりますが、先頭責任の回数以上を取らなければ、順位が上位でも先頭責任を完了している者が上位となります。
また先頭責任が完了していなくても1回でも取っていれば、なにも取らない者よりも上位となります。


今回は3人がエントリー。
通常の4km速度競争はもっと多いみたい。
3人全員が先頭責任の回数をとれない数に設定されるので、今回は7本でした。


全力で走った直後にバンクの傾斜がついている事を利用して
足を休めるために斜面に上がる事があるらしい。
そのため後ろにつく時は前輪を前の人の後輪の右側に被せると危険という事を教えてもらった。
固定ギアは一度まわり始めると回転を止める事ができない。
その回転を遅くするためにわざと斜面を上るらしいのだ。


このレースでは人の後ろについて走れるかが問題。
経験がないため、とりあえず一番後ろについて、様子を見るという作戦。


3人ともスタートラインに並び、後ろを人に支えてもらってスタート。
スタート直後からダッシュがかかる。
1kmTTの時と同様に一気に加速はできない。
ここで差が開いてしまう。
いきなり3人がバラバラになってしまった。
その後に挽回を図るも、差が縮まらない。
あっという間にバックの先頭を取られた。


差は20mくらいあり、どうにもならない。
同じ人がずっと先頭で逃げ、先頭責任を完了してしまう。
完了したところで、先頭は足を緩め、2位の人が合流。
今度は2位の人が前を引き、先頭をどんどん取っていく。
そのまま2位だった人も先頭責任を完了。
つまりその時点で私は先頭責任を完了できない事が確定し、レースが終わる前に3位が確定。


何もできないまま終わってしまった。
その後もずっと1人で走り続けた。
人の後ろについて走るという課題も経験できないままレースは終わった。

ポイントレース

お昼休憩をはさんだので、プロテインを飲んで30分ほど寝た。
今回のポイントレースは16km。
短いレースでは歯が立ちそうにない。
16kmも全然短いけど、ここでなんとかしないと、トラックでは何もできないということになる。
ポイントレースはトラック競技で最長の競技。

「ポイントレース」
スタート1周はローリングスタートで競技開始。
2km毎に1回のポイントラインが設けられ、通過順位によって1着5点、2着3点、3着2点、4着1点が与えられます。
順位はこれらの得点の多い者が上位となります。


今回こそ人の後ろについて走れるかが問題。
またとりあえず一番後ろについて、様子を見るという作戦。


今回は4人がエントリー。
1人だけスタートラインに並び、後ろを人に支えてもらう。
残りの3人は外側の金網につかまり、スタート。


ローリングスタートという事もあり、無事に一番後ろに入る。
ローリングスタートが終わると、ローテーションが始める。
バンクの傾斜を利用して、ローテが行われる。
先頭がバンクを上っていって速度を殺す、その間に後ろを先に行かせ、
傾斜を下りながら速度を上げて、集団の後ろにつく。


これはできそうにない。。。
申し訳ないが、ローテが始まると、わざと3人目の人との車間を空けて、そこに入ってもらう。
ローテは半周毎に行われる。
5周目のポイントがかかった周回では牽制が始まり、アタックがかかる。
ローテに参加していない私は後ろでスプリントを見守る。


次のポイントまでしばらくある状態で1人がアタック。
1人逃げの状態でレースが展開。
後ろで走る事に慣れてきたので、2人言ってローテに入れてもらう。
1人逃げに対して、3人で追う形になった。


途中からローテに入ったので、何度かのスプリントは見送り。


その後、3人でまわしていたが、1人が脱落。
2人でまわす事になった。


スプリントを試してみるも、どうも全開で走れない。
どちらかというと1周前からペースを上げるロングスプリントになってしまう。
一度だけポイント前に全力スプリントした時はついついロードのくせいで、
ラインを通過時にハンドルを投げて、足を止めてしまった。
あやうく吹っ飛びそうになった。。。^^;


一緒に走っていたもう1人の人もペースが落ちてきたようなので、
私が1周、もう1人が半周という形でローテをまわしてみるも、気づかないうちに切れてしまったよう。
まあ私は最初はローテに加われず、休んでいたのだが。


そのまま単独2位でゴールまで走りきった。
3位の人は1位の人にラップされたようで、私がポイント合計でも2位となった。


ポイントレースでは人の後ろについて走る事もできたし、ローテに加わる事もできた。
たまたまだけど、2位にもなれたので、満足したレースとなった。
長い距離を走れば、持久力を活かしての勝負はできそうな手応えは掴めた。


ただこのポイントレース、通常は20〜24名前後の人数で行われるらしい。
そんな人数がいたら、かなり休めてしまうので、振り落とすのは難しいのかも。

データ

どれくらいの速さで走っているのかを知りたくて、ポイントレースでのデータをガーミンで取ってみた。