飯南ヒルクライム2008

島根県で行われた飯南ヒルクライムに参加してきました。
今回はサポート役に母親を従えてのレース参加。
母親と旅行なんて、いつ以来でしょう。。。
良い思い出になりました。

係りのおばさんと間違えられてた母親。^^;

睡眠時間2時間で朝の3時に岡山を出発し、山陽道尾道まで行き、
そこから一般道で100km走ります。
予定通り3時間で現地に到着。

道中はずっと濃い霧がかかっていて、どうなることかと思いましたが、
とても良い天気になりました。

この大会は第2回の大会で、
第1回のリザルトからクラス別の優勝を狙えるのではないかと考えていました。
昨年のリザルトは乗鞍でもチャンピオンクラスで上位に入るI本さんがぶっちぎりで優勝していました。
タイムは34分台。
しかしI本さんは私とは年齢別のクラスが違います。
私のクラスの昨年の優勝タイムは38分台。
その方は神奈川県の方で昨年の裏磐梯でクラス9位になっていました。
「いけるのでは??」と甘い期待をしていました。
ジャージもTTスーツと気合が入ってます!

今回はローラー台がありません。
そのため、駐車場近辺にある坂を何度も上って、アップを行いました。
かなりの急勾配の坂で距離もそこそこあるので、十分です。
みんな同じようにそこでアップを行っていました。

走りながら、同じクラスの速そうな人をチェック。
何度も何度も繰り返し上っていたディスカバリーのジャージを来たTREK乗りの人。
コムレイドのジャージの人。
インタビューで優勝宣言した人。
それくらいでしょうか。

スタートに並びますが、今回は最前列に並びませんでした。
最初に下り区間があり、時速が60km以上になる区間があるというのを聞いたので。。。
かなりビビッてます。

さあ、スタート。
スタート直後は結構勾配のキツイ坂になっています。

予想通り優勝宣言した人、コムレイドの人を含む10名くらいの人が
勢いよく飛び出していきます。
私はというと・・・
前の人が遅く、抜くのに、手間取ります。。orz
しかも一発でクリートがはまりません。
準備を整え、慌てて追いかけます。
で、なんとか10番手くらいに入りましたが、一気に追いかけたので足はパンパン。

そして更にペースが上がります。
下り区間に入る前に、
優勝宣言した人、コムレイドの人を含む4名が抜け出してしまいました。
無理をすれば追えましたが、まだ始まったばかり。
しかも後半の6kmすぎからが上り区間なのに、わずか1kmちょっとで無理はできません。
諦めて見送ります。
4人の後を少し遅れて、TREKの人が1人で追います。
その後を同じように遅れて、私が追います。
私の前後には最初は前後に1名ずつくらいいましたが、すぐにいなくなりました。

かなりのアップダウンを繰り返しながら、レースは進みます。
確かに下りはスピードが出ますが、道幅は広く、まっすぐで見通しもいいので、それほど怖くありません。
と言っても、ガシガシ漕ぐ事もできないので、下りは漕がないで、体力回復を行います。

6km手前で、右に曲がると、上り区間に突入です。
勢いがありすぎて、曲がりきれなくなりそうでした。。
ここで11分15秒。

道幅は狭くなり、クルマ1台分くらいの幅になります。
木に覆われ、道にはコケがはえているようです。
和田峠の最初に近い印象。

途中、後ろからアスタナジャージの人が現れ、少し抜かれましたが、
マイペースで走ることですぐに抜き返し、見えなくなりました。
むしろずっと一定間隔で追ってくるサニーサイドのジャージの人の方が気になっていました。

ペースは落としていないつもりですが、前から全然落ちてきません。
この時点で優勝はとっくに諦めていました。
5人も後半バテバテで落ちてくるわけはありませんから。
落ちてきても、1人か2人。
そこを確実に捕らえようと思っていました。
おそらく今6位。
入賞は6位までです。

残り4kmを切ったところで、ようやく上位から1名落ちてきました。
黄色のジャージを着た人です。
すでにバテバテのようで、抜く際も後ろにつかれることもなく、抜けました。
これでおそらく5位。

勾配はかなりキツイです。
インチキぱパワーメーターを頼りに、
パワーを出しすぎている時は力を抜き、パワーが出ていない時はギアを上げて頑張るという作戦で進みます。

残り2.5kmで、応援バスに乗って上に上がっていた母親がコースで応援していました。
「がんばれーー。」
「岡大もがんばれー。」
なぜか少し後ろにいた前のクラスの岡大の選手も大声で応援しています。。。^^;
母親らしい。

さあ残り2kmの看板が見えました。
前の選手は一向に見えません。
ここで背後から赤いタイムの自転車に乗る選手に抜かれました。
「なにーー!!」慌てて、クラスのチェック。
同じクラスです。
更に慌てて、後ろに着きます。
母親の応援場所も抜け、前の選手は見えてこないということで、ペースが落ちていました。
後ろに着きますが、それまで1人で上っていたペースより、急に早くなります。
何度か距離が開きますが、その度に無理をして差を詰めます。

残り1kmの看板が出ました。
ようやく勾配の緩い箇所や平坦に近い箇所があり、足を休めれます。
赤いタイムの自転車の人のペースにも慣れてきました。
むしろ彼もゴール前勝負と思い、ペースを落としたのかもしれません。

コースは知らないので、どこにゴールがあるかわかりません。
走行距離だけを頼りにそろそろゴールかなーと思いながら、走っていると、
急にゴールと書かれたゴールのゲートが見えました。
残りの距離は7、80m。
慌てて、ダンシングで横に並ぼうとしますが、
赤いタイムの自転車の人もラストスパートで並べません。
ゴールのゲートは狭いですが、コーンで追い越し禁止エリアがあるわけではありません。
そのままダンシングで横に並び、最後の最後でタイヤ1個分抜け出して、ゴール。

ここのところ、最後の勝負で負け続けていたのですが、今日は勝てました。
いつもは思った以上に体力を失っていて、ラストスパートができなくなっていたのです。
最後の展開が良かったせいか、余力を残せていました。
最後2km後ろに着いて、最後で抜いたのは、申し訳なったですが。。。
今回は勝負に徹したので、勘弁してください。
ゴール後、赤いタイムの自転車の人に一声かけます。
ずっと後ろにいたのはわかっていて、突き放したかったそうですが。。

時計を見ると、ゴールタイムは37分7秒でした。
えっ、今年はレベル、高いじゃん。。。。
そんなに優勝はあまくないものだと思いました。

ゴール後は山頂でメロン、スイカ、トマト、バナナが振舞われます。
飯南町の人には本当に感謝です。
いくら食べても、どんどん出てきます。
なんとーーーー。
こんなサービス満点の大会は出たことがない。
結果、メロンを3切、スイカを1切、トマトを3個、バナナを4切、頂きました。
どれも冷えていて、うまい。
最高です。
もう優勝できなかったことを忘れてしまいました。

ただ道幅が狭いため、全員完走するまで、下山ができないのは辛かったです。
しょうがないですが。
結局1時間以上、待ちました。

下山後、順位を確認すると、予想通りの5位。
6位のタイムの自転車の人とは0.1秒差でした。
優勝はコムレイドの人でなんと33分10秒。
2位は優勝宣言した人で35分14秒。
3位はTREKの人で35分45秒でした。
TREKの人は追い上げて、結局先頭集団の人たちの中に食い込んでいました。
私がしたかった走りです。
4位も35分53秒と、私とは1分以上差がありました。
まだまだです。

表彰式までの間には冷やしうどんが振舞われました。
ドリンクもコーラやお茶、アクエリアスが振るまれています。
飯南町のかたがたは本当にいろいろとサービスをしてくださいます。


5位の商品は靴下と漬物でした。
私がもらう商品は異常に靴下が多いです。
すでに7足目。。。
靴下が消化できません。

大会の後、母親に車で伴走してもらい、もう一度コースを上りました。
タイムは41分と4分遅れ。
後半の急勾配はかなりバテバテでした。
まだまだだなー。

山頂にて。

東京だと遠いですが、来れたらまた来たいと思う大会でした。
今までは次も出たいと思う大会で八ヶ岳が1位でしたが、
飯南が1位になりました。


最後の最後、駐車場の入り口でフロントタイヤが溝に嵌まってしまい、落車しかけました。
落車には至りませんでしたが、フロントホイールに傷が入ってしまいました。
これでテンション↓。。。
チューブラータイヤのサイドにも傷がはいっていましたが、パンクはしていませんでした。
それにしてもあまりいいホイールは買えませんね。