ツール・ド・北海道 2nd

携帯の電池が切れて、結果の報告が遅れました。

2日目は77キロのロードレースです。
天気は雨の予報でしたが、晴れでした。

私は上級者の部で優勝しました。
エースもエリートの部で優勝しました。

タイムさんも一緒に先頭集団でゴールし、チームとしては非常に良い結果となりました。

レース後は定山渓温泉に行ってきました。

ただいまオクサマとホテルで祝杯をあげています。

明日は雨の予報です。
クリテリウムです。
クリテは苦手ですが、落車しないようにがんばります。


−−−
後日更新。


富良野から岩見沢までの77kmのロードレース。

ツール・ド・北海道でもっとも楽しみにしていたステージです。
まあTTとクリテは自信がなかっただけなのですが。
コンディションもここに合わせていました。

前日にTTで短時間、高負荷の刺激を与えた次の日は調子が良いのを感じていました。
前日にTTのあった昨年の鳥海山では2日目に3位、塩原では2日目に優勝しています。


この日はタイムさんも参加。
K川さん、エース、タイムさん、私と4名でロードレースを走ります。

もちろん私達のチームはチームとしての作戦は一切なし。
適当に走ります。

個人的にもクラスの優勝を狙うとかそういったことは全く考えていませんでした。
ただ今の力を出し切るということを考えていただけです。


エリート、上級者、高校生という並びでスタート。
100名以上の選手が一緒に走ります。
先導バイクが走り、大部分が片側1車線を走ります。
対向車線をトラックが通り抜けた時の風はすごかったです。

最初にゆるやかで長い上り坂があるので、そこでスルスルと前の方に上がりました。
タイムさんも同じように上がります。
チームジャージは目立つので、どこにいるのかすぐに把握できて良いです。

この上り坂でかなり人数が絞られると思っていましたが、
実際レースではかなりスピードも出て、集団の風除け効果もあり、
あまり人数が絞られませんでした。

頂上付近では先頭まで上がって通過しました。

トンネルも何度かありましたが、とにかく長かったです。
微妙にペースも上がるので怖いです。
さすがにトンネル区間は対向車線の車は止めてくれていました。

走っている位置はだいたい先頭から20番手くらいで落ち着いていました。
先頭付近を見ていると、何度も逃げを試みようとしているエースの姿が見えます。
逃げはなかなか決まらず、そのまま先頭をひかされているという光景が見えていました。

少しでもエースが休めればと右から一気に先頭まで上がり、先頭に出ます。
作戦や打ち合わせが一切ないチームなので、勘でしかありません。
私が先頭に出て走ることで、休めているかどうかもわかりません。
むしろペースを乱したり、逃げの邪魔になっているかもしれません。
なので、先頭を走る時は恐る恐るな感じで。^^;
先頭を替わると、うまく集団の前の方に入れず、最後尾近くにまわされてしまいます。
うーん、ここはもっとうまくやりたいところです。
またエースが逃げた時は集団の先頭に出て、
集団のペースを抑え気味にコントロールしたりしていました。


30kmを過ぎたあたりで、上りは終了し、長い下り区間に入ります。
さあ苦手区間です。
集団のペースは上がり、どんどん抜かされていきます。
下りが苦手といっていたタイムさんにもサクッと抜かされました。
気づくと、先頭集団の一番後ろになっていました。
すぐ後ろはバイクです。

ここからは集団から切り離されないように必死。
後ろから来る選手もいないことがわかっているので、
コースを思いっきり使って下れます。
それでもコーナーで置いていかれ、
見通しの良い直線で踏んで追いつくということをやっていました。


下り区間をなんとか凌いだ後、前方で3人が集団からスルスルと抜け出すのが見えました。
逃げにはエースとタイムさんが入っている!!!
すぐに200mくらい差ができました。

ここは逃げてほしいと思ったので、私は集団の先頭にあがり、集団にフタをします。
そして逃げと先頭集団の差は徐々に広がりつつありました。
しかしリーダージャージを着た選手が「これは決まるかもしれないな。ちょっとやばいな。」と言い、
単独で3人を追い始めました。

ここで少し迷いました。
すぐさまチェックに入り、後ろについて行くことも考えました。
前の3人合流した場合、私達のチームは3人も逃げに入ることになります。
それは先頭集団も許してくれないだろうと思いました。
悩んだ結果、リーダーの追走を見逃し、集団の先頭で集団を抑えていました。

リーダーも単独で3人に追いつき、4人の逃げ集団が前方200mで形成されました。
しかし集団はリーダーの入った逃げを許すわけもなく、
ペースが上がり、あっさり逃げは潰されてしまいました。
残念でした。


残り10kmを切ったあたり。
すごい向かい風の強く直線区間でエースが再び逃げました。
2人逃げです。

先頭集団との距離は300m程度。
常に逃げが見える位置に先頭集団はいました。
いつでも逃げを飲み込みそうな距離です。
集団内から見ていても、かなり厳しい逃げだと思いました。

ここで私に出来ることをと思い、再び集団の先頭に上がります。
タイムさんも私の後ろに続いて、先頭付近に上がります。

更にその後ろに続いた選手が「追えよ。」と言いますが、
仲間を追うわけがありません。
進路を譲っても、その選手も追ったりはしませんでしたし。

ゴールが近くなり、各人が保身に入っていました。
集団は牽制状態に入り、ペースは上がりません。
差は変わらずです。

残り500mの看板が見えました。
この時になって、初めてエースが逃げ切れるかもと思いました。
私は集団の先頭でペースは上げません。

最後の最後になって、何人かがバラバラにアタックをかけました。
私はそれを追います。
そこで私は先頭集団から少し離れたようです。

残り300mの看板が見えました。
エースはあいからず先頭を走っています。
私はアタックをかけません。
私がペースを上げることで、他の選手がラクにエースとの差を詰めるを防ぐためです。
前にいる選手の後ろについていくだけです。

そしてエースが勝つのが見えました。
私の周りには3人くらいの選手がいました。
勝ったのを確認してから、スプリントをしました。
結局ギリギリどの選手も抜けませんでした。
ただエリート、上級者、高校生を含む中で、1ケタでゴールはできていました。
エースが逃げ切れて勝ったことが最高に嬉しかったので、
ゴール後、私は小さくガッツポーズをしました。

この小さなガッツポーズがアシストをした私の最高にカッコいい場面なのですが、
オクサマはまだ会場に到着していませんでした。^^;

タイムさんにエースが勝ったことを伝えると、とても喜んでいました。
話していませんが、タイムさんもきっとエースの逃げを成功させるために
一緒に集団を抑えていたんだと思います。

後からゴールしたK川さんに伝えると、「ヨッシャー」と叫びながらガッツポーズをしていました。

私はという1ケタでゴールしたので、
上級者の部で3位以内には入ってるだろういう軽い気持ちでした。
しばらくすると、タイムさんに優勝したということを教えてもらいました。

同じクラスだけで勝負したわけでなく、9番目くらいにゴールしているので、
全然勝った気がしませんでした。
が、とてもうれしかったです。

エースの逃げを成功させることだけを考え、
アタックやゴールスプリントをしなかったのが逆に良かったのかもしれません。^^;
まあたなぼた的なクラス優勝です。
それでもチームのみんながおめでとうと言ってくれるのが嬉しかったです。

オクサマは・・・
表彰式に間に合いませんでした。^^;
撮影はエースにしてもらいました。

オクサマが応援してないときに好成績。
嫌なジンクスにならないようにしないと。


レース後はオクサマの希望の定山渓温泉へ。
移動の車の中では私がひたすらに饒舌だったのは言うまでもありません。


ゆっくり浸かって、疲れを取りました。